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ユダのこれ見よがしの行動を目の前で展開されて呑気に滞在できるはずもなく、ルカとレイは食事の支度も途中のままユダの家を後にした。
ルカとしてはこのまま滞在を続けても構わなかったのだが、可哀相なのはシンだ。
羞恥心が強いシンは、ユダの腕の中にいるだけだというのに真っ赤になって俯いたまま。
そんなシンの様子に気づいていながらも髪といわず頬といわず口づけていくユダの視線はしっかりとルカを見据えていて、それは言葉以上にユダの気持ちをルカに伝えてた。
大人気ない相棒の態度に苦笑をこぼしながらユダの家を後にしたルカは、明日訪問するのは控えておこうと後ろ髪を引かれているレイの腕を取って家路へと向かった。
そうして邪魔者を追い出すことに成功したユダといえば、扉が開く音を確認しながら羞恥に震えるシンの唇を堪能していた。
ふっくらとした柔らかい唇は幾度も触れたくなる感触だ。
ついばむように口づけ、しっとりと押し付ければ適度な弾力がユダの唇に伝わってくる。
歯列を割って戸惑う舌を絡めればシンの背が大きく揺れた。
幼い身体には強すぎる刺激だとわかっているが、最早止めることは難しかった。
何しろ任務で長く離れていて再会したばかりでの、まさかのシンの幼児化。
当然手を出せるわけがないのだが、幼いシンの愛らしさはレイの言う通り強烈で、しかもあどけない笑顔や時折見せる無防備な仕草などにユダは終始惑わされてばかりだ。
以前からシンは無意識に艶を纏う天使だと思っていたが、それは幼い頃も同様だったらしい。
むしろ中身が成人しているものだから余計にそのアンバランスさは際立っていて、見た目が無垢な少年姿だからこそ危うさは更に強い。
だが流石に幼い身体に無体を強いるのも忍びなく何とか耐えていたのだが、レイによってこれでもかと飾り立てられた姿を見てそんな理性は見事なまでに吹き飛んだ。
女神が纏うキトンは素材は1枚の布で、襞を重ねて身体に纏うものだ。
そのため全体的にゆったりとしている上に普段のシンからは比較にならないほど肌を露出している。
羞恥にうっすらと頬を染め、長時間の着せ替えによって体力を奪われたシンの動作はひどく気だるげで、しかも逃げられなかったせいで涙目でユダを見上げる姿は、鋼鉄と言われたユダの理性を吹き飛ばすには十分すぎる威力だった。
「ぁ…ん……っ…」
強く舌を吸えば甘い声が重なる唇から洩れる。
官能を含んだ声はユダの行為をエスカレートする起爆剤にはなっても抑止力にはならない。
もっと味わいたいと深く口づければ、最初こそ戸惑いを見せていたシンの腕がユダの背へと回される。
「ユ、ダ…ぁ…」
うっとりと甘い声がユダを誘う。
シンはユダに比べれば性欲が弱い。
だがそんなシンとてユダに求められれば嬉しくないわけがない。
ユダの唇を受け止め、自分からも強請るように唇を寄せれば快楽に溶けた眼差しがユダを見上げてくる。
この視線がユダは好きだった。
淡く潤んだ視線が映しているのが自分の姿だけだということが何とも言えない高揚感を与えるのだ。
まるで黄金の瞳に囚われてしまったかのような錯覚を覚えるが、それがひどく心地よい。
眦に、頬に、唇にと口づけを落とし、露わになった肩へとゆっくりと唇を動かしていけば、白い喉がひくりと揺れる。
キトンを纏めていた肩口のブローチを外せば、はらりと落ちた布がシンの細い身体を滑り床へと落ちた。
あっという間に全裸にされたシンが僅かに躊躇うようにユダを見る。
白い肌を滑る腕を己の手で制し、シンは小さく首を振る。
「ここでは…」
「嫌、か?」
こくん、と頷くのも当然。
何しろここはダイニングだ。
しかも冷静に考えれば窓も開いたまま。
誰かが通りかかる可能性は低いが、万が一ということも考えられる。
「では、ベッドルームへ行こう」
続きはそこで、と耳元で囁けば真っ赤になりながらもユダの肩に顔を埋めるように抱きついてきた。
それを了承と受け取ってユダはシンを抱き上げ、寝室へと続く扉をくぐった。
◇◆◇ ◇◆◇
ゆっくりと、壊れ物を扱うようにシンを寝台に下ろした。
白いシーツに浮かび上がる細い身体は明らかに子供のもので、こんな子供相手に何をしようというのかと軽い自嘲が漏れる。
だが熱を持ってしまった身体は止めることが難しく、何よりもユダを見上げる黄金の瞳にも抑えきれない欲が浮かんでユダを誘っていた。
壊れてしまわないだろうかという危惧は常にある。
ユダの身体は成年天使の中でも逞しい方だし、普段のシンですらユダを受け入れるのは少々つらそうだった。
勿論無理を通すつもりはないし、シンが拒めば止めるつもりではいる。
細い身体を愛撫しながら唇を合わせれば、ふわりと甘い香りが鼻孔をくすぐった。
普段から香油を使っているわけでもないのに、シンの身体からは仄かに甘い香りがするのだ。
そしてこの香りに気付いているのは、おそらくユダだけだろう。
常に一緒にいるレイですら気づいている様子はないのだ。
勿論シン自身ですら気づいていない。
まるで蝶を呼ぶ花の蜜のように甘いそれは情事の時に一層強くなりユダの雄を刺激する。
幼いシンは稚くて可愛らしい。
そんなシンにユダは間違いなく欲情している自分を感じていた。
「シン…」
低くかすれる声で腕の中の恋人の名を呼ぶ。
ユダの愛撫に甘い声を上げていたシンは、涙に潤む眼差しでユダを見上げる。
「ユダ」
ふわりと花開くような笑顔。
躊躇うユダの心情などお見通しとでも言うような綺麗な笑顔に呼吸が止まる。
誘うように伸ばされた細い腕がユダの頬を捕らえ、そしてゆっくりと引き寄せられる。
触れるだけの口づけだが、普段のシンからは考えられないような大胆な誘いに思わず目を見開いた。
「大丈夫、ですから」
引き寄せられた耳元に小さな囁き。
私を愛してください。
そんな恋人からの甘いおねだりに逆らえる男がいるだろうか。
ユダはゆっくりとシンの身体に覆いかぶさった。
- 12.04.06