この話には18歳未満の方が閲覧になるには不適切な内容が書いてあります。
18歳未満の方やBLが苦手な方、又は女体化が苦手な方は閲覧をおやめください。
ご覧になった後での苦情は一切聞きませんのでご了承願います。
大丈夫な方はレッツスクロール。
祭壇にテツヤの痩躯を横たえる。
抵抗する力もないのかテツヤはされるままだ。
ただし恐怖に見開かれた瞳と、小刻みに震える身体がその行為がテツヤの本意ではないことを示している。
勿論そんなことで心を痛める赤司ではない。
彼を見つけてから10年。十分過ぎる程に待ったと思う。
初めてテツヤを見つけたのは、テツヤがまだ5歳の時だった。
何の変哲もない、小さな村だった。
善良な村人と肥沃な土地が誇りの、だがそれ以外は何一つ特筆すべきところのない平凡な村に、その幼子は誕生していた。
全体的に色素の薄い少年。
薄い水色の髪と同色の瞳。そして透けるように白い肌。
母親の手伝いなのか、麦の穂を抱えて歩いている姿は何とも言えず愛らしく、周囲の大人達の視線を一身に浴びていた。
赤司がその村を訪れたのは、本当にただの気紛れだった。
だがその気紛れには自分でも分からない第六感が働いていたのだと、今となっては思う。
小さな歩幅で一生懸命母親の背を追う子供。
一目で彼だと分かった。
外見的な特徴もそうだが、赤司のような異形の者にとっては抗いがたい香りを放つ少年こそが、神の恩恵を受けたとされる『黄金律』の持ち主である証拠である。
黄金律――完全なる左右対称の肉体を有する稀有な存在。
その身体は神の祝福に満ちていて、だからこそ悪魔はそれを喰らえば絶大的な力を得ると言われている。
魔王として長い人生を生きていた赤司ですら出会ったのは僅か2度。
どちらも骨まで喰らい尽くさせてもらったが、テツヤはその2人よりも遥かに力に満ちた存在だった。
白い頬が上気して赤く火照っている。
その額に流れる汗を母親が優しく拭う。
にっこりと浮かべる笑顔の、何と無邪気なことか。
あの喉笛に喰らいついたらどれほど柔らかいのだろう。
滴り落ちる血はどんな酒よりも甘美な味わいを伴って喉を潤してくれるだろう。
無垢な笑顔が絶望に染まる様は、何にも代えがたいご馳走に思えた。
そのままテツヤを奪い喰らい尽くさなかったのは、まだテツヤが5歳という幼さだったからだ。
幼い身体は小さく、嬲るには不向きだった。
もっと成長した方が良い。
泣いて怯えるテツヤを組み敷いて、その身体の奥まで自分という存在を刻み付けて、そうして絶望した魂を喰らう方が愉しいのではないかと思い、赤司はそのまま大人しく村を後にした。
使い魔だけを村に留めつかず離れずの距離で観察を繰り返し、そうして成長していくテツヤを見ていた赤司は、ふと悪戯心を覚えた。
神に愛された少年を自分のモノにしたらどうなるだろうか。
清純で高潔な魂の持ち主であるテツヤを犯し、穢し、喰らうのではなく悪魔が住まう世界へと堕としたら、忌々しい神はどんな反応を見せるだろうか。
それはとても面白いことのように思えた。
赤司は確かに魔王だが、決して神と対立しているわけではない。
むしろ神がどのような態度を見せようが赤司には関係なく、ただ自分が統治する世界に影響がなければ彼がどのような奇跡を起こし人心を掌握しようとも構わなかった。
赤司にとって神の行動は何の関心もなかったのだ――それまでは。
そうと決まれば行動は早かった。
魔王である赤司が直接テツヤに接触すれば穢れに触れたテツヤはすぐに命を落とすだろうと分かっているために、子飼いの悪魔にテツヤを穢すよう命じた。
近所の子供に変装させた悪魔は、本人にも周囲にもそれと気づかせない程にゆっくりと穢れを与えていった。
まずは近づき、そして親しくなり、同じものを食し同じ場所で眠らせ、そうして魔物の瘴気に少しずつ馴染ませていったのだ。
最初のうちは慣れなくて幾度となく体調を崩していたテツヤだが、馴染んでいくうちに体調も元に戻った。
無色透明な水に少しずつ濁った水を加えていくような作業を数年続け、そうしてある程度の魔物の瘴気に耐えられるようになった頃、腹心の部下である青峰と黄瀬を遣わした。
『村を滅ぼし村人を殲滅し、テツヤの身を穢せ』
それなりに付き合いの長い彼らは赤司の意図を正確に汲み取ってくれた。
予想外だったのは、テツヤが一度や二度の凌辱では闇に染まってくれなかったことか。
穢れに弱い存在でありながら、その魂はどこまでも高潔で純粋で、中々彼らの精に馴染もうとしなかったのだ。
本当ならば青峰と黄瀬に嬲り者にされて自失しているテツヤを浚ってくるつもりだったのだが、まだ時期が早かったためその後も2人にテツヤを任せた。
自分以外の男に幾度となく犯されているテツヤを見るのは正直面白くはなかったが、それも準備のためだと己を納得させた。
そうして過ごした5年という月日。
ようやく赤司が接触してもテツヤの命に危険が及ばないことがわかり、テツヤを己の住む町へと誘導した。
この町はテツヤを囲う鳥籠のような場所だ。
自主的にこの町へやってくるようにテツヤが潜んだ村は悉く殲滅し、時に先回りして彼の足を目的の場所へと向けさせた。
その町で赤司は敬虔な神父へと姿を変え、心身ともに疲弊したテツヤを庇護したのだ。
真綿でくるむように彼を慈しみ、癒し、その心に自分を住まわせることに成功した時の喜びは言葉にできない。
躊躇いがちに、だけど嬉しそうな笑顔を向けてくれるのが嬉しくて堪らなかった。
この笑顔を壊すことができるのが自分だけだというのは、どれほどに心地良いものだろうか。
最後の仕上げとばかりに青峰と黄瀬をけしかけ、すっかり男の精に塗れたテツヤを前に赤司は口の端を持ち上げた。
青峰と黄瀬にはどうあっても屈服しなかったテツヤ。
では、自分がこの少年を犯したらどうなるだろうか。
目の前の祭壇には怯え震える愛しい子羊の姿。
神に捧げられる贄のように見えるが、テツヤの身が捧げられるのは魔王たる赤司だ。
水色の瞳に涙をためて首を振っている。
あぁ、何と可愛らしいのだろう。
「さあ、テツヤ。身も心も僕に堕ちておいで」
◇◆◇ ◇◆◇
白い肌に赤い印を刻んでいく。
散々男に嬲られた身体には前の男の印が残っていたため、それを上書きするようにいくつもの花びらを散らして行った。
反応を見せたテツヤの下半身をゆるゆると扱きながら、赤司は白い胸に色づく頂をペロリと舐める。
「ひゃ、んぅ……っ」
「テツヤはここが好きなのかい?」
「ゃ、ちが、…んっ」
ふるふると首を振って否定するものの、その頬は上気しており快楽を得ていることは一目瞭然だ。
何よりも赤司が弄り続けている下半身は口以上に反応が顕著で、どれほど強がろうともテツヤがどんな状態であるかを赤司に証明している。
そんな強がりも可愛いと、赤司は胸の頂に軽く歯を立てた。
「ひ、ぁっ」
カリ、と
甘噛みすれば堪えきれない嬌声が喉をついて出てくる。
耳朶を打つ甘い響きは耳に心地良い。
恐怖と抵抗に強張っていた身体が少しずつ弛緩していくのも良い傾向だ。
左胸に咲く薔薇の形の痣は、つい先ほど赤司が刻んだ虜囚の証。
心臓に直結させたそれは単なる痣などではなく、誰が見ても赤司の所有物であることを証明させるための目印だ。
それ自体に膨大な魔力が籠められているため、赤司が認めた人物以外が触れようとすれば瞬殺できるほどの威力を秘めている。
そして所有者である赤司が触れれば、ある反応が起こるように作られている。
赤司の唇がそれに触れる。
ビクッ、とテツヤが反応したのは当然だ。
「あ、やだ、何……、や…ぁ、んっ」
「ふふ、気持ち良いだろう。僕の魔力を注いで上げただけさ。まだ人間であるテツヤには過ぎる快楽だったかな」
「いや、やっ、やだ、あ、んぅっ」
どくん、と心臓が脈打つたびに得体の知れない感覚が体内を駆け巡る。
脳を直撃するような快楽にテツヤの身体が大きく跳ね上がる様を赤司は面白そうに眺めた。
水揚げされた魚のように跳ね上がる姿は瑞々しい美しさに溢れていて赤司の目を楽しませる。
うっすらと汗の滲んだ額を撫で、喘ぐ唇を己のそれで塞いだ。
腔内で逃げ惑う舌を絡めて甘噛みする。
舌先で感じる唾液の何と甘美なことか。
流石黄金律の身体。極上の獲物である。
テツヤの下肢を弄んでいた指を移動させて奥に潜む窄まりをゆっくりと撫で上げる。
「ひぅっ」
「あぁ、まだ少し腫れてるね。痛いのか――それとも、欲しいのかい?」
「あ、や、やだぁ…」
つい先ほどまで散々嬲られていた場所へ指を滑り込ませた。
抵抗なく1本の指を呑み込んだそこは熱く、嬉しそうに赤司の指を咥え込んだ。
クチュリ、と卑猥な音が身体の奥で聞こえて、とうとうテツヤの瞳から涙が溢れた。
「やだ…、お願いだ、から、止めて……」
「大丈夫。痛みなんて与えないから。ほら、ここはとても美味しそうに僕の指を咥えてるよ」
「ひ…あぁっ、やぁっ」
ゆっくりと存在を教えるように内壁をこすり上げながら抜き差しを繰り返す。
入る時は抵抗を見せるくせに抜こうとすると厭らしく絡みついて放そうとしない。
そんな身体の変化に自分でも気づいているのだろう。
妖しく揺らめく腰の動きと、涙に濡れた清純そうな顔立ちのアンバランスさは危うくてとても綺麗だ。
更に1本、また1本と指を増やしていけば、下半身がはちきれんばかりに熱を持った。
そちらにも手を添えればテツヤの口からは最早嬌声しか聞こえてこない。
だというのに瞳は饒舌に拒絶の意志を示しており、中々堕ちてこないテツヤは本当に最高の獲物だと、このように素晴らしい獲物を見つけた自分を褒めたくなる。
普通の女なら赤司が見つめただけで頬を染め、指が触れただけで身体を震わせ、声を掛けただけで簡単に足を開く。
どのような淑女であっても例外ではない。
赤司という存在に触れてもらうことを悦びとし、その視線に自分を写してもらうことを望外の喜びと感じるのだから。
それら全てに抗い続けるテツヤという存在は本当に稀有だ。
無聊を慰めるためだけの玩具とするつもりだったのが、いつの間にか贄へと格上げしたテツヤ。
知らず知らずの内に愛着を深めていく『黒子テツヤ』という存在が愛おしい。
彼はどれだけ自分を愉しませてくれるだろうか。
飽きるまで傍において愛でるには相応し過ぎる逸材だ。
「さて、テツヤ。いつまでも生殺しはお互いつらいね。そろそろ君を味わわせてもらうとしよう」
「や、あぁぁぁぁっ」
服を寛げて己の分身をテツヤの秘孔へと宛がった。
恐怖で怯えるテツヤとは正反対に、ソコは赤司の怒張を待ちわびているかのように妖しく収縮を繰り返している。
魔物の精に慣らされた身体は正直で、更なる快楽を求めているのだ。
そうなるように赤司が作り変えさせた。
テツヤの無垢な身体を、淫乱なメスのそれへと。
先端を侵入させただけでわかるナカの具合に赤司の柳眉が顰められる。
「……はっ、凄い、な」
「ひっ、や、だ…抜いてぇ……っ」
しっとりと絡みつき、蠢くように赤司を咥え込んでいくそこは、まさに絶品と呼ぶに相応しい代物だった。
赤司にとってまさかの誤算である。
青峰と黄瀬が赤司の命令に嬉々として従っていた理由がようやくわかった。
これほどの身体、どの悪魔を探したとしてもいないだろう。
厭らしく赤司を呑み込み快楽に染まっていく身体とは正反対に、身も世もなく泣きじゃくるテツヤの純粋さは見る者の庇護欲を誘い、そして更なる嗜虐性を刺激していく。
頑是ない幼子のように泣くテツヤを優しくあやしてやりたいと思う一方で、思う様に奥を突いて喘がせその唇から淫猥な台詞を引き出してやりたくもなる。
抽挿を繰り返すたびに喉から洩れる吐息も、拒絶しつつ抑えきれない嬌声も、何もかもが初めて見るもので身体が熱を帯びていくのを止められない。
「どうやら僕は、思ったよりも良い宝を見つけたようだ」
「あ、あぁ、いやだ、ぁ…っ」
律動に任せるままに揺さぶられる小さな身体。
耐えられないと逃げようとする痩躯の肩を押さえ更なる奥を抉り穿った。
ひくり、とわななく唇を覆い、吐息すら漏らさぬ程に深く口づける。
その奥に精を放っても収まる気配のない衝動に任せるままに幾度も小さな身体を貪った。
ようやく手に入れた極上の獲物、溺れたのはどちらだったか赤司には分からなかった。
◇◆◇ ◇◆◇
気が済むまで細い身体を貪り、そして絶望に打ちひしがれるテツヤを伴って城に帰還したのは、予定していた時刻よりも半日ほど遅れてからのことだった。
主である赤司が唐突に消えるのは珍しいことではないが、たった1つの玩具を手に入れるためだけに数か月という期間を留守にするということは今までになかったために側近の動揺は大きかった。
とは言っても事情を知っている青峰と黄瀬は別段不思議がっている様子はなく、側近である紫原も赤司の言葉を微塵も疑っていないために心配する様子は見せない。
実質主不在の魔界を取り仕切っていたのは緑間ただ1人だったのだが、いつものことなので誰も心配しないし同情もしていない。
そもそも魔界という場所は誰かが統治したからと言って統制が取れるような場所ではなく、混沌としているのが通常の状態だ。
赤司というカリスマ性が存在する時のみ、その統制が取れていると言っても良い。
そのため几帳面な緑間にとっては頭痛の種が増えてばかりの状況だったので、ようやく戻ってきた赤司に対しての第一声が小言であっても文句は言えないだろう。
そして赤司もそんな緑間への対応は慣れている。
彼の望むように規律を正すよう伝えて自室へと籠った。
そうして聞こえてきた甘い声に、青峰と黄瀬が合流するのは必定。
仲間外れは良くないと乱入してきた紫原も加わって、室内では淫靡な狂宴が繰り広げられている。
緑間が参加しないのはいつものことだ。
彼は堕天して間もない悪魔で、そのせいか潔癖のきらいがあった。
だからこそ忌々しそうに扉を睨みつけるだけだったのだが、絶対王者である赤司に命じられれば拒むことは許されない。
結局、本意か不本意かは別として緑間も加わり、新たな獲物は永遠にも思える程長い時間を男達に貪り尽くされたのである。
「どういうことなのだよ」
狂宴から抜け出した緑間が、1人ソファーで寛いでいる赤司にそう問いかけた。
目線の先には未だ寝台の上で獲物に群がる男達が蠢いている。
聞こえてくる声は悲鳴から嬌声へと変化して久しい。
赤司は色香の残る眼差しを緑間へと向けた。
「どうだい、真太郎。テツヤは極上だっただろう」
答えにならない言葉を紡ぐ赤司に一瞬激昂しそうになるが、赤司の性格を知り尽くしている緑間はその問いに答えなければ会話が成立しないということを経験上知っていたので小さく頷いた。
「否定はしないのだよ。だが、これでは可哀相だ」
「贄を気にするとは君らしくないな。大丈夫。テツヤは僕が見つけた獲物だ。敦にも大輝にも壊すなと言ってある。あぁ、涼太は言うことを聞くかわからないけど、いくら駄犬でも僕の所有物を壊す度胸はないだろうから心配はいらない」
そう言って赤司はくつくつと喉を鳴らした。
「それにしても大輝と涼太には感謝しないといけないな。時間をかけてテツヤを馴染ませておいてくれたから、ようやくこちらに呼ぶことができたよ」
「まったく、魔界の王とは言え、あまり好き勝手をするものではないのだよ」
「ここは僕の世界だ。例え虫の一匹とて僕の自由にならないものはないんだよ、真太郎」
「俺はあの贄に同情するのだよ。今度はいつまで持つだろうか」
「僕のテツヤはそんな柔じゃないから大丈夫さ。当分手放すつもりはない」
あぁ、何て今日は良い日だろう。
聞こえてくる甘い悲鳴を肴に、赤司はワインを喉に流し込んだ。
- 13.03.06