・入籍を済ませたある日の会話。
黒「それにしても、よくまぁ一夜で妊娠しましたよね。僕、生理不順なのに」
赤「あぁ、そのこと」
黒「何ですか?」
赤「真太郎風に言えば人智を尽くしたまでのことさ」
黒「………その心は?」
赤「一夜だけど一回じゃないってことだよ」
黒「………///(だからあの日の腰の痛みがハンパじゃなかったんだ)」
ちなみに何回とは怖くて聞けませんでした。
・出産当日。分娩室にて。
赤母「テッちゃん、大変だけど頑張ってね」
黒「はい」
黒母「赤司さん、そんなに心配しなくて黒子家は代々安産の家系なので大丈夫ですよ」
赤母「えぇ、でも心配で…。テッちゃんこんなに細いのに……」
黒「あの、お義母さん、僕、頑張りますから」
赤母「うちの嫁、天使」
赤「母さん、黙っててください。テツナが天使なのはこの世の真理です」
黒母「あらあら、テツナは大事にされてるのね」
黒「母さん……」
赤司家はやっぱり赤司家でした。
そしてテツナ母もやっぱりテツナ母でした。
・お正月のある日のこと
桃「テッちゃん! テッちゃあぁぁん!!」
青「くそっ! 出ない、だと……!」
黄「そんな…テツナっちいぃぃぃ! 嘘だと言ってくださいっスぅぅぅぅぅ!!」
緑「騒ぐのではないのだよ。居留守ということもないだろうし…。くっ、何故俺は呑気にしていたのだよ。人智を尽くすのではなかったのか……」
お隣さん「あの〜、お隣ならお正月だから帰省するとか言ってましたよ」
桃・青・黄・緑「???????!!!!!!」
―――その頃、東京の赤司邸
赤母「はい、テッちゃん。お雑煮召し上がれ」
黒「ありがとうございます」
赤母「テッちゃんはおせち料理何が好きかしら。贔屓にしている料亭に作らせたものだから美味しいわよ」
黒「あ、そんなに食べられないので少しで……」
赤母「遠慮しないで、たっくさん食べて体力つけなくちゃね。子育てって体力いるから」
黒「はい……」
赤「母さん……」
赤母「征十郎。母は可愛い孫をあと2〜3人所望です」
赤「任せてください」
赤母「そのためにはテッちゃんに体力をつけてもらうのが大前提です。わかりますね」
赤「勿論です。さ、テツナ。どんどん食べるんだ」
黒「……バニラシェイクが飲みたいです」
安定の赤司家。父親が空気。
- 14.05.11