皆さんこんにちは。
学生とヴァイオリニストの二足のわらじ状態でてんてこ舞いな跡部です。
いや、まぁ、ヴァイオリンは好きで選んだので文句はないんですけどね(デビューは私の意見却下で決まったことですが)。
欠点と言えば自分で思っていた以上に学校に通う時間が取れないってことでしょうか。
夢見てたんだけどなぁ、景ちゃんとの学校生活。
勿論学年が違うんだから四六時中一緒にいられないのはわかってますよ。
でも、一緒に登校とか一緒にランチとか、テニスの練習をする景ちゃんの応援とか、楽しみにしてたのに。
朝は景ちゃんが朝練で私より先に出ちゃうし、放課後は私がヴァイオリンの練習で東京と神奈川を行ったり来たりしてたりとかで、思った以上に一緒にいる時間が取れません。
しかも公演だ何だと私が学校を休む日も増えてきてまして、最近では見事にすれ違いばかりです。
家にいる時間しか一緒にいられないなんて…。
人生思うようになりません。
基本的には学業優先ですが、勿論何事にも例外はあるわけでありまして、つまりまぁどういうことかと言えばですね。
カレン先生のフランス公演に同行させられてしまいました(うん、もう何も言わない)。
滞在期間1週間。
そろそろ本気で単位が心配です。
さて、そんな感じに日々を過ごしてまして、若干の景ちゃん不足に陥っている私ですが(一緒の家に住んでるはずなのに)、私以上に壊れ始めているのが景ちゃん本人だったりします。
可能な限り朝食は一緒と言っても、やはり朝練をする景ちゃんとは時間がずれてしまうわけで。
私が早起きすればいいだけなのですが、公演などで疲労が溜まっている私を寝不足にさせるわけがないので起きたら景ちゃんは登校しているというのがここ最近のパターン。
昼食は生徒会室で一緒だけど、学校内にいる時間でゆっくりしていられるのはお昼休みだけ。
当然のことながら授業は別だし放課後はお互い忙しくて挨拶することしかできません。
私でさえ寂しいんだから、妹命と豪語する景ちゃんが不機嫌になるのも当然ですよね。
でもね、でもね、流石にこれはないと思うんです。
「景ちゃん…やっぱりこれは駄目だと思うの」
「構わない。俺様の行動に意見を唱える奴などいないんだからな」
「問題はそこじゃないんだけど……」
現在の私のポジション、景ちゃんのお膝の上。何故?
放課後、何だか不機嫌な景ちゃんが私の教室にやってきたのがそもそもの始まり。
「」
「あ、景ちゃん。どうしたの?」
「お前、今日はレッスンないって言ってたよな」
「うん、他の生徒さんのレッスンが入ったとかで中止だよ」
「じゃあ付き合え」
「え?」
そのままがしっと抱えられ、テニスコートへ拉致。
ぽかーんとしている間に連れて行かれた私の目に飛び込んできたのは、氷帝と違うユニフォームに身を包んだ見知らぬ人達。
SEIGAKUと書いてあるということは、多分あの青春学園だと思うのですが、突然やってきた私たちに向こうもびっくり。うん、当然ですよね。
「待たせて悪かったな」
「……………………………………いや」
誰この子?とか思ってるのが丸わかりな表情でも特に誰も突っ込まないのは、景ちゃんの性格を知ってるからなのでしょうか。
うろ覚えだけど知った顔(青学レギュラー)の姿が少なく見えるのは、原作とまだ1年ずれてるからなのかなとか考えてしまう私は、はっきり言って現実逃避してます。
だって俵担ぎで校舎→校庭→テニスコートと運ばれたわけですよ。
恥ずかしくて言葉も出なくたって仕方ないですよね。
しかもそのままベンチに座ってお膝抱っこですよ。何この羞恥プレイ?
いくら自他共に認めるブラコンではあっても、やっていいことと悪いことがありますよね。
にやにや笑っている忍足先輩、どうして景ちゃんを止めてくれなかったんですか。
申し訳なさそうにしているなら今すぐ景ちゃんに手を放すように言ってください。
樺地くんも、日傘を用意しなくていいから何か言って!
恥ずかしいけど嬉しいじゃないか、馬鹿ぁ!!
そんなわけで、小一時間ばかり景ちゃんの隣で(お膝抱っこは流石に解除してもらいました。「試合が始まる時に足が痺れてたら大変だよ」と言って何とか下ろしてもらいました。私、超頑張った)練習試合を観戦することになったのですが、明らかにこちらを見て試合に集中できていなかった青学の皆さんの惨敗だということだけを報告しておきたいと思います。
- 12.08.31